今年読んだ本
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毎年書いてるので今年も書く。
今年読書メーターに登録した冊数は20冊ぴったり。今年は就職したのもあってビジネス書の類を眺めるようになった。小説だけだと13冊。ノルマの1月1小説は今年も達成できた。良かった。
新作できちんと追っていたのは竹宮ゆゆこ先生。"応えろ生きてる星"と"おまえのすべてが燃え上がる"が最高に面白かった。ラノベの様な軽さで疾走感があるのに、ぐっと身の詰まった感じが最高。毎回物語の導入が不安になるくらいぶっ飛んでいるのに、物事の処理に当たる登場人物たちは結構地に足の着いた思考をしていたりして、だけどやっぱり軽さはあって、現代人的な気がする。youtuberのように、軽い生き方に見える人たちが、実はものすごい努力の上に成り立っているのに似ている。今年何が面白かったか?と聞かれたらこの2冊を推したい。
"おまえのすべてが燃え上がる"は記事も書いた。
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去年に引き続き三浦綾子も読んだ。"続・氷点"、良かったなあ。原罪という観点だと、陽子は重大な罪を抱えていたかも知れないけど、彼女は本当に注意深く潔癖に生きていて、周りの人間の方がよっぽど罪深い感情を持っていて、その対比からキリスト教の原罪に対する赦しという概念を導いているように思った。まあキリスト教とかわからんのですケド。潔癖過ぎる少女に対して、周囲の人々の精神が不潔過ぎるし、それによってもたらされる不幸も度肝を抜いてくるし、それを経ても潔癖であるので、勇気づけられる?というか、私も本当はこうありたいぜという気持ちになります。
"道ありき"は三浦綾子の自叙伝的小説なんだけれど、三浦小説を読むと、「この人はキリスト教信者のくせに人の悪意に詳しすぎる」という感情が湧きます。それで、三浦綾子本体を詳しく知りたくなってくるので読むと納得する。"氷点"の陽子のような綺麗な人なのかも、と思って読むとその実態は夏枝寄りの人間だった。
自叙伝は3部作あるので、またゆっくり読みたい。
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今年は森博嗣も読んだ。2年ぶりに読んだかな。理系の気持ちを忘れたときは森博嗣を読んで、僕の考えるかっこよさはコレだと再確認する。大学院を出て研究というのを真面目にやってみた後に改めて森博嗣を読むとエモい。犀川創平の考える"綺麗さ"に近い概念を自分も獲得していることに気付いて嬉しくなった。犀川創平の考える"不潔さ"は、もしかしたら三浦綾子の"綺麗"とかぶるかもなあとか思う。まあよくわかりませんケド。
詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE S&M (講談社文庫)
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アラカルト的に読んだのは"いちご同盟"と"池袋ウエストゲートパーク"。池袋に住んでいるし、ウエストゲートパークは読んどかないとなと思った。思ったより悪くは無かったが、治安悪い話は好きじゃないな。いちご同盟は"四月は君の嘘"のオマージュ元だというのは知っていて、いつか読まなければと思っていたのを忘れかけた頃たまたま本屋で平積みされていて思い出した。
良かった。四月は君の嘘の宮園かをりの理解がかなり進んだように思う
— ろにゃ (@roronya) 2017年9月26日
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古臭い本を読み過ぎか?最近読んでいるのは"マリみて"。池井戸潤は興味がある。さっき妹が陸王の最終回の録画をリビングで見ていて、一緒に見たら面白かった。やるやんけ池井戸潤…。
今年はシリーズものを読み切りたいなあ。飽きっぽくてフラフラと色々読んでしまうんだよなあ。