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an odd fellow

読書と写真と情報工学

無垢の領域読んだ

桜木先生の本を読むと人間不信が加速していく気がする。いや、人間の心理が複雑なんだってわかってはいるんだけど、みんなもっと単純であって欲しいって願っている自分に気付きます。無垢の領域、今回は秋津夫妻の描写がカリカリのレンズで切り取った写真のように解像度が高くてひりひりした。基本的にカリカリの描写の中で純香の存在は面白かった。彼女のふわふわとした存在を囲んで、周りの人物像が余計に際立っていたと思う。

桜木先生の段々と首を締めていく長編小説大好き。短編だと一気にきゅっと首を括られる感じでこれもまた良い。ボクはじわじわやられるのを何日もかけて苦しんで読むのが大好きです。

北海道行きたいな〜。今年の夏、2 回行くことになってるんだけど富良野と函館なので、桜木先生の本でよく出てくる道東では無いのが残念。標茶とか Google Map で見ると想像通り、あるいはラブレスでの描写の通りの未開の地で笑ってしまう。百合江の実家のシーンで想像した通りの風景なのでほんと驚く。釧路と根室も行きたい。きっと殺伐としているんだろうな〜(失礼)

無垢の領域 (新潮文庫)

無垢の領域 (新潮文庫)